残業には中毒性があるからなるべくやらない方が良いと思う
あたしは卒業と同時に今の会社に就職して、かれこれ10年になります。ずっとひとつの会社にいるんですが、短い期間に職場を転々としている社内でも珍しいタイプの社員です。
仕事の中身が変わると仕事のやり方も変わって来るわけで、新人の頃からは時間や効率に対する考えが結構変わってきています。
長時間労働は当たり前
あたしの最初の仕事は工事現場の監督さん。施工図という図面を元に作業員の方々に指示を出しつつ工事を進める仕事です。
どんな現場でも、作業は大体8時〜5時ってところです。
あたしが従事した工事はどれも変更が多くて、日中はお客さんか他の業者か自分の班の作業員と打合せをしていて、他の仕事をする時間は多くありません。
そうなると必然的に作業員の方々が帰った後に事務所で書類や図面を書くことになるわけです。
当然、残業時間は多くなります。通常でも月100時間くらい。ピークは250時間くらいだったでしょうか。
残業が多いなんて自慢にもなりませんが、当時は結構自慢に思ってました。こんなに沢山働く俺ってすごいだろ?みたいな。
その時間を当たり前と思うように
問題はそれだけ残業していると、その時間が当たり前になってくるってことです。
長時間労働を経験した方には分かってもらえると思うんですけど、仕事が大変なときに、つい『残業して片付けよう』と考えてしまうんです。
あたしは、しばらくの間この考え方が問題だって事に気付きませんでした。労働時間を増やして片付けることは正義だと思ってましたから。
そう意識するだけでも仕事は効率化できるはず
でもね、なんでも残業して片付ける癖が付いてると『また残業して片付けりゃいいや』ってな感じで、無駄を省いて効率的に仕事したりする方向に意識が向きにくいんですよね。
そんなわけで、あたしの周りには効率化とは無縁な人が多かったわけですが、幸いその後の出会いに恵まれて、残業に頼る考えとは縁を切ることができました。
今になって思うのは、ここまでに終わらせようと目標を定めることで、無駄な仕事や重要でないところにこだわることが無くなったり、早く仕事を終わらす為の工夫をするので、段々効率化して同じ仕事でも短い時間でできるようになるってこと。
止むを得ない場合も当然あるんですけど、まずは「原則残業しない」って決めることが重要なんじゃないかと思います。あたしの経験上、そう決めるだけでも格段に残業が減りました。
なかなか残業が減らずに困っているのだとしたら、別に定時じゃなくてもいいんで、『ここまでに終わらす』と決めて仕事してみてはいかがでしょうか?
今日の『ふむふむ』
- 残業は中毒性があるから多用は禁物